目次
症状
現在進行形でかかっている病気について、同じような症状や対処法が知りたい方向けに書いています。
これってどんな病気?と疑問をお持ちの方に参考になれば幸いです。
わが子の場合、2週間ほど前から、鼻水と咳の症状が続いていました。
軽い風邪の症状です。
食欲もあり、比較的元気だったので、耳鼻科を受診して、こんな時期なので念のため自宅で療養していました。
その風邪症状が良くなってきたかな、と感じていたのですが、今週初めに、突然の38度の発熱。
まずは中耳炎を疑い、再度耳鼻科を受診しました。
風邪の診断を受け、薬の処方を受けました。
そして、翌日。食欲のない子供の様子がおかしいなと感じました。
口の中を痛がる様子が見られたので、口の中を見てみると、歯茎が赤く腫れ、出血をしていました。
38度台の熱があるためか、歯茎が全体的に赤く腫れていました。
口内が熱を持っているような感じです。
今まで幾度となく熱を出してきましたが、このような歯茎の腫れは初めてです。
ひどい箇所では、歯茎と歯の間に出血があり、腫れ上がった状態でした。
歯科と小児科の両方電話をして、症状を説明しました。
熱がない状態であれば、歯科を受診することもできますが、まずは小児科(内科)受診を進められました。
翌日、小児科を受診して、ヘルペス性歯肉口内炎であることが分かりました。
ヘルペス性歯肉口内炎とは
ヘルペス性歯肉口内炎を引き起こすウイルスは、単純ヘルペスウイルスと呼ばれるものです。
単純ヘルペスウイルス(HSV: herpes simplexvirus)には2種類あり、1型のHSV-1、2型のHSV-2に分類されます。
一般的に口唇ヘルペスは、HSV-1 と言われています。
Wikipediaより引用
ヘルペスウイルスは、ほぼ球状の粒子です。
脂質からなるエンベロープという二重膜を持ちます。新型コロナウイルスと同じですね。
エンベロープをもつウイルスは、アルコール消毒が比較的効きやすいと言われています。
ヘルペスウイルスの大きな特徴は、潜伏感染することです。
ウイルスは体に入り、長期間症状が起きない状態で、潜伏します。
ウイルスが冬眠しているような状態です。
しかし、体力低下などの免疫低下の時に、このウイルスは再活性化(回帰発症と言います)して症状が起こるようです。
ヘルペスウイルスは、潜伏感染と回帰発症を繰り返し、体内に潜伏し続けます。
つまり、悪さをしない潜伏期間と、疲れや免疫低下などを発端に悪さを始める、回帰発症をするウイルスなのです。
今回は、風邪の症状が続いた後に、免疫低下に伴って、症状がでてしまったようです。
MSDのサイトでは、ヘルペス性歯肉口内炎の症状が以下のように説明されています。
口腔内および歯肉の小水疱は通常,数時間から1~2日以内に破れて潰瘍を形成する。しばしば発熱および疼痛がみられる。
飲食の困難により脱水状態に陥ることがある。
わが子の場合、発熱の数日後に、歯肉の腫れ症状が起こりました。
発熱段階では、風邪かなと思っていましたが、後からヘルペスであることが分かりました。
治療
小児科では、アシクロビルという薬が処方されました。
ウイルスの増殖を抑制するものだと、こちらのサイトには説明されています。
服用して数日経ちましたが、激しい腫れは引きましたが、完治には至っていません。
症状が治まるには、1-2週間かかると、いくつかのサイトで書かれていました。
この病気の厄介なことが、とにかく食べ物に困ります。
歯茎には痛みを伴い、食欲がなくなってしまうようです。
かたいもの、酸味のあるものなどは食べることができないようです。
基本的に、本人が好むもの、食べられるものを口にしていくことになります。
プリン、ゼリー、アイス、おかゆや豆腐など。
子供の病気には、症状別の対応方法が記載されている書籍があると便利だと思います。
こちらの書籍は、発疹ひとつでもあらゆる種類が写真付きで紹介されていたり、どんな病気が考えられるかチャート式で知ることができます。
0歳の時から、いざという時には幾度となく見てきました。
あると便利な一冊です。
今回も、小児科の診断を受けた後に、対処法などを確認するために活用しました。
特許も読みました
現在、食欲以外は、ずいぶんと回復しました。
食べたいのに食べられないのは、辛そうでした。
ほぼ一週間、病院通いと看病で、あまり勉強時間は確保できませんでした。
ただ、この病気についていろいろと調べて、関連特許を数件読みました。
予防としてミルク組成物を用いるもの、ワクチンに関するものなど。
いずれも抑制や予防につながるもので、このウイルスの根絶は難しいことが分かります。
うまく共存していくために、やはり深く免疫関連を学ぶ必要性を感じた一週間でした。
今、こちらの書籍を読み進めています。
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