目次
ゴールコンフリクトとは
子育てと学習の両立、これは学習スタート時からの課題でした。
遊びたいという子供たちの気持ちと、数分でも勉強時間に費やしたい自分勝手な思い。
勉強を優先と決めつつも、どこか後ろめたい気持ちがありました。
そんなモヤモヤを解消したのが、メンタリストDAIGOさんの時間管理術。
ゴールコンフリクト を解消するという考え方があります。
ゴールコンフリクトとは、相反する意見、態度、要求などが存在し、互いに譲らずに緊張状態が生じること。
https://mba.globis.ac.jp/about_mba/glossary/detail-11812.html
勉強したいという気持ちと、子供と過ごしたいという気持ち。
勉強を優先すれば、子供との時間が少なくなります。
子供たちと過ごす時間をとれば、当然勉強の全体量は減ります。
まさにこの相反するものがゴールコンフリクトです。
ゴールとなる目標が対立(コンフリクト)していることを指します。
目標を設定する際、このコンフリクトを解消することが重要です。
私の場合は、トライアル合格が当面の目標。
この目標とコンフリクトしていることがあると、あれもこれもやらなきゃという焦りになります。
あれこれやらなきゃというメンタルの状態は、作業効率を下げ、結果として目標の弊害になります。
では、コンフリクトが生じた際にどうしたら良いのか?
具体的には、すべてのことを目標に紐づけていく方法が紹介されていました。
「遊びながら学ぶ」というメンタルを持つだけで、モヤモヤが解消されていきます。
というわけで、子供と全力で遊ぶ時間は、その中で学びを共に得るという時間に変えていくことにしました。
牛乳はなぜ白いの?
子供たちと一緒に、牛乳からバターを作ってみました。
バター作りのために準備したものはこれ。
ノンホモ牛乳、生クリーム(少し)、氷水(冷やす用)、シェイカー、厚めのキッチンペーパー
牛乳を見た途端、我慢しきれずに飲むわが子。
その横で、こそっと私が考えていたのは、牛乳はなぜ白いの?ということでした。
少し前に有機化学で「乳化」を勉強しました。
「乳化は、油と水が混じり合わない状態。一見溶けたようで、実際は粒子が水に溶けきれずに分散している。
ということは、牛乳の中も、溶けない粒子があって、その影響で白いのかな?」
そんな疑問を考えながら、調べてみました。
日本食品標準成分表 を参照すると、
牛乳には、水にとけないタンパク質のガゼイン粒子や脂質の乳脂肪が漂ってることが分かりました。
乳脂肪は、脂肪球というエマルジョンを形成して牛乳の中に分散しています。
食塩水のような粒子の小さい溶液は 真溶液 と呼ばれるのに対して、牛乳は コロイド溶液 と呼ばれます。
牛乳の中の粒子のことを コロイド と呼びます。
http://water-solutions.jp/tech_basic-2/colloid_coagulation/
半透膜を通らないものがコロイドです。食塩水に溶けているのは、Na⁺とCl⁻のイオンです。
コロイド粒子の持つ特性の一つとして、チンダル現象というものがあります。
コロイド溶液中で光を当てると、コロイド粒子により光線が散乱されて、光の通路が輝いて見えます。
http://www.mac.or.jp/mail/130401/02.shtml
つまり、牛乳の中の粒子(コロイド)が外からの光を反射し、
反射した光が散乱して、私たちの目には白く見えるというわけです。
液体の牛乳が固体のバターになるまで
バター作りは、小さなお子さんでも簡単にできます。
シェイカーに牛乳と少量の生クリームを入れて、ひたすら振るだけ。
ポイントはホモジナイズされていないノンホモ牛乳と少しだけ生クリーム使うこと。
https://www.milk.or.jp/belief/pasteurizedmilk.html
http://www.nyukyou.jp/cgi/dairy/index.cgi?rm=result_bk&bk_id=365
市販の牛乳は、一般的にホモジナイズされています。
さらっと飲みやすいのは、そのためですね。
さて、バター作りに戻ります。
シェイカーを振ることで、大きさがバラバラの脂肪球同士がくっつき、塊をつくっていきます。
しばらく振っていると、大きな塊ができるので、シェイカーを開け、中の余分な水分を取り除きます。
水分を取り除いた後の塊は、キッチンペーパーに置きます。
これを氷水で冷やして、キッチンペーパーを軽く絞ります。
これでバターは完成です。
味、最高でした。
子供たちも大喜びでした。
今回の遊びの中で、新たに得た用語は、乳脂肪球被膜です。
乳脂肪球被膜は、乳脂肪を被膜している特殊な膜物質です。特許も食品や製剤関連で数件でていたので、表現等を確認しました。
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