目次
スパークジョイ spark joy
片付けコンサルタント近藤麻理恵さんをご存知でしょうか?
Netflixで配信された「KonMari〜人生がときめく片づけの魔法~」が話題になり、「こんまり」の愛称で親しまれていますよね。
今や konmari method という固有名詞が使われるほど、世界的にも浸透している片付けの概念を提唱されています。
タイトルの spark joy は、「ときめき(ときめくもの)」を英語で表現したものです。
「何に囲まれて生きていたいか」
これまでの片付けノウハウ術とは異なり、自分自身のライフスタイルがどうありたいか、その意識を変えていくことが片付けにおいては重要だとしています。
問いかける言葉
「ときめくか、ときめかないか」
この問いを軸として、自分に必要なもの、不要なものを自ら選択していくことになります。
このkonmari method 、片付けだけの概念ではなく、私はお金に対する考え方にも通じるものがあると感じています。
現在、会社員として安定した収入を得ていますが、今後フリーランスという仕事の形態にシフトしていくことになります。
まずは何が何でも稼ぐフェーズにのることが最重要です。
しかし、その安定フェーズにのるまでは、一定期間、入ってくるお金がない、または減少することが十分想定されます。
お金の入りを確保することの次に重要なこと、それは出ていくお金が適正かどうかを判断することです。
節約ではありません。
出すべきところ(自己投資や教育費)にお金を投入できるように、家計状況を見直すことが必要だと感じています。
konamri methodと家計見直しの関係性を分析してみたいと思います。
ときめくものを見つけるには、すべて出してみる
こんまりさんの片付けの動画はyoutubeやNetflixで見ることができます。
どのように片づけていくのか?
まず家の中にあるすべての所有物をいったん広い部屋に出してみることから始めています。
自分が何をどのくらい所有しているのか、視覚的に確認をしていく作業です。
ストック品が大量にでてきたり、同じような洋服、何十本のペンなど…
持っていることすら忘れてしまっています。
所有物を一か所に集めることで、現状を洗い出す(把握する)ことになります。
この作業は、家計簿をつけることと同じだと考えます。
家計簿はつけて終わりではありません。
家計のすべてを書き出すこと、把握することが重要です。
すべてを書き出すことで、日々のお金の流れはもちろん、何にどのくらいお金を使っているのかを把握することができます。
私はこの作業のために、有名な羽仁もと子さんの家計簿を使っていました。
「全部書き出さなくても、食費だけとか気になるところだけ書き出しで良いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
例えば、食費だけ見て、3万円は安い、6万円は高いと判断して、3万円にすればいいという単純な話ではありません。
その食費が支出の何割を占めているのか、どういう状況でいちばん使っているのかを把握することが必要です。
つまり、一部だけ見ても判断はできないことがあるということです。
家計全体、一年間のおおまかなお金の流れを把握するためには、貯蓄も出費もすべて書き出すこと。
こんまりさんも、クローゼットにあるすべてをいったん取り出すようにしています。
羽仁もと子さんの家計簿
羽仁さんの家計簿は大きくわけて、2点の特徴があります。
- 年間で予算をたてる
- すべての費用に名前(勘定科目)がつく
1の予算を知るためには、年間のお金の流れをすべて把握することが必要です。
当然、初年度は予算を完璧にたてることは難しいですが、2年目は年間に発生した金額を元に予算を組むことができます。
予算が組めれば、緊急的に発生するお金にも対応が可能になります。
2について、発生したお金には可能な限り名前をつけます。
つまり、使途不明金をなるべくなくすことです。
お金の行き先を決めてしまうことで、カテゴリーごとに分類して管理ができます。
片付けでも同じです。
物に収納場所の固定位置をつくってあげると、物が散らかることを防ぐことができると言われます。
ときめくか、ときめかないか
konmari methodに戻ります。
すべての所有物をいったん出した後、カテゴリーごとに分けます。
konmari methodで推奨されているカテゴリーは、以下の通りです。
- Clothes
- Books
- Papers
- Komono (Miscellaneous Items)
- Sentimental Items
このカテゴリー内で、1つずつ所有物を選別していきます。
決断する方法は、こう自分に問いかけます。
「これはspark joyする?」
ときめくものは、定位置を決めた場所に収納していく。
一方ときめかないものは、感謝の気持ちをもって、手放すというものです。
では、この方法を家計で考えていきます。
家計簿記帳することで、すべての家計の支出を書き出したとします。
書き出した支出の中で、自分(自分の家族)にとって本当に必要なものは何かを考えていきます。
何となく買っているもの、何となく使っているものは、この時に手放す(予算化しない)ことになります。
この作業で、自分にとって必要な支出は何なのか、これを見つめ直すことができます。
結果、家計の無駄を省き、自分たちに必要なものにお金をかけていくことができます。
家計簿のデジタル版
家計簿のかたちは、自分にあったものであれば何でも大丈夫です。
私の場合、羽仁さんの家計簿は3年間みっちり記録しました。
その後、この家計簿の中から自分にとって必要な要素を取り出し、現在はデジタル版家計簿をつけています。
私が家計簿に使用しているデジタルツールは、google スプレッドシート。
Excelと同じように、表計算などができる優れものです。
Googleスプレッドシートとは
パソコン、スマートフォン、タブレットのどこからでも新しいスプレッドシートを作成して、他のユーザーと同時に編集。インターネットに接続していなくても作業を継続でき、Excel ファイルも編集できる、Google の無料サービスです。
Googleスプレッドシートにすることで、主人と家計簿を共有することができます。
勉強に必要なもの、今後一時的に下がるであろう収入について、口頭でいくら説明してもなかなか理解してもらうことが難しいこともあります。
あったものが無くなるわけですから、単純に「わが家は大丈夫なの?」と不安をもつのは当然だと思います。
そのために、家計の状況を可視化して、把握してもらうために、オンタイムで共有できるGoogleスプレッドシートが有効だと感じています。
一から家計簿を作成するのが大変な方は、こちらのサイトを利用してみてはいかがでしょうか。
2000以上のWordやExcelのテンプレートが用意されています。
ダウンロードは無料です。
家計簿の他にも、経費や領収書管理、請求書、顧客管理表などもExcel形式でダウンロードできるので、GoogleスプレッドシートにExcelデータをインポートすれば使用できますね。
いったん取り込んで、自分仕様に変更してみてください。
まとめ
今回、片付けと家計管理について書いてみました。
いったん整理したものも、エントロピーという側面で考えると、自然とまた散らかってしまいます。
意識を変えていくことで、それを防いでいくことが必要です。
家計も同じです。
自然と浪費してしまわないように、使うべきところに使うために管理が大切です。
私の場合の使うべきところとは、自己投資と子供への投資(教育費)です。
全体の中から、大切なものが見えていると、迷いがなくなるような気がします。
使うべきものに、迷いなくお金を使えるということです。
私は、家計簿という記録を通して、家計を見直し、お金の価値観を変えていきました。
ここから、税金や投資への興味を広げていくことになったのですが…
家計を見直した後、次に向かった先は、断捨離。
この断捨離については、また別な機会に記事を書いてみたいと思います。
お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! (SANCTUARY BOOKS)
コメントを残す