目次
学習ログ 33週目
15日 10時間半
16日 3時間
17日 3時間
18日 3時間半
19日 3時間
20日 7時間
21日 10時間
*33週目 計40時間 (トータル学習時間 1099時間)
岡野の化学189-197
塩の加水分解、溶解度積、中和滴定、潮解性、物質の三態など
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カフェインレスコーヒー(デカフェ)について
本来カフェインを含んでいる飲食物からカフェインを取り除いたり、通常はカフェインを添加する飲食物にカフェインの添加を行わないことで、カフェインを含まなくなったもののことを指す。ディカフェ、カフェインレス、カフェインフリーとも呼ぶ。 wikipediaより
近頃の「デカフェ」は、通常のコーヒーと風味に関してはほとんど変わらないように感じます。
風味を保って、カフェインだけを除去する方法は? スタバのサイトを調べていると、デカフェの製法について以下の記述がありました。
Q:ディカフェの抽出方法を教えてください。
A:二酸化炭素抽出法です。
デカフェ(カフェインレスコーヒ)の抽出方法、超臨界二酸化炭素抽出法について、学習したことを元にまとめてみます。
超臨界状態とは?
物質は、固体、液体、気体の3つの状態があります。
温度と圧力を変えると、物質は固体、液体、気体のように状態が変化します。
例えば水の場合、温度を上げていくと、固体(氷)から液体(水)、液体から気体(水蒸気)へと変化し、逆に温度をさげていくと、気体から液体、固体へと変わります。
物質の温度と圧力をどんどん上げていくと、やがて温度と圧力が高温、高圧になり、臨界点を超えると、物資は超臨界状態になります。
超臨界状態は、 気体の性質(高拡散性)と液体の性質(溶解力)をもっています。
液体のような分子が、気体のように動きまわっているイメージです。
https://www.sci.kanagawa-u.ac.jp/chem/hori/water.html より引用
超臨界二酸化炭素
物質ごとに超臨界状態になる温度(臨界温度)と圧力(臨界圧力)は異なります。
二酸化炭素の場合、臨界温度が31.1度、臨界圧力が7.38MPaという比較的温和な条件で臨界状態に達することができます。
そのため二酸化炭素を使った超臨界流体抽出法が実用的に用いられます。
超臨界状態にした二酸化炭素をつかって、コーヒー豆からカフェインを抽出します。
工程は、原料となるコーヒー豆を抽出槽にいれ、二酸化炭素を送り込みます。
その後温度と圧力を調整して、二酸化炭素を超臨界状態にします。
超臨界状態にした二酸化炭素によってカフェインが抽出され、カフェインを抽出したのち、圧力を下げることで原料のコーヒー豆から二酸化炭素が除去されるというわけです。このような工程で、カフェインを取り除いた豆がデカフェの原料となります。
超臨界二酸化炭素を抽出媒体として用いる方法は、他の分野でも利用されているようです。
【超臨界流体】×【抽出】、【超臨界二酸化炭素】などのキーワードで特許をいくつか読みました。
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