学習ログ
1年36週目 学習時間 45時間半
(累計総学習時間 3234時間)
遺伝子工学(ベクター、PCR、制限酵素など)、サザンブロット法
ヒト化抗体と関連する明細書読み(主に実施例)
明細書を数件読んでいくなかで、背景技術と課題については大方理解できました。
実施例に関しては、一連の流れはつかめますが、細かい部分になると理解に時間かかってしまっていたため、遺伝子工学関連の書籍を一通り読みました。
DNA複製からアミノ酸生成までを一通り学び、明細書の実施例とあわせながら読み進めました。
キーワードとなる専門用語やその分野での言い回しなどをTradosのMultiTermに登録していく作業も同時に行いました。
その際、参考文献とあわせて、生化学辞典も併用して用語の確認を行いました。
生化学辞典で書かれた用語に関する情報も一歩進んだところまで調べていたので、少し時間はかかりましたが、必要な周り道だと思います。
その後に前回理解の困難であった実施例に戻って読んでいくと、実施例の細部まで理解ができるようになりました。
結局は、この作業の繰り返しが重要だと感じています。
来週から、いくつかピックアップした原文を訳出していく作業に入ります。
前回のトライアルの反省も踏まえて、実ジョブをシュミレーションしながら進めていきます。
実ジョブ
トライアルとは別にいくつか翻訳者サイトに登録していますが、そこで翻訳実績を見ていただいて、実ジョブを獲得することができました。
特許翻訳ではありませんが、医薬製品関連のでした。
カタログと試験評価に関するもので、5000ワード程度の案件です。
納期は短かったのですが、今までやってきたことと、これからやっていきたい分野にも通じるので、受けることにしました。
勉強はいったん中断して、全力で取り組みました。
前処理、Trados上での操作、翻訳作業、Justrightを使って見直しなど一連の練習で翻訳作業をやってきたので、納期前日に納品することができました。
その後、こちらの提示したレートでの見積書、請求書発行作業など事務手続きも完了です。
短いワード数で、この経験ができたことはとても勉強になりました。
と同時に、いくつか作業スキームでの課題も見つかったので、そこは改善点を含めて見直しを行います。
表記のゆれや訳出もれのないように、使えるツールはすべて駆使して作業効率をアップさせる余地はあると感じています。
今回得た報酬で、何冊か参考文献を購入しました。(必要書籍リストにストックしていたものから優先順位の高い数冊)
また、ATOK Passportプレミアムを使っていますが、そこに「共同通信社 記者ハンドブック辞書」をオプションで追加購入しました。
記者ハンドブックは書籍版は持っていますが、電子版がやはり使いやすいので、追加することにしました。
ATOKは広辞苑も搭載され、使い勝手が良く、手放せないツールのひとつです。
もう一点、来月開催予定のmemoQウェビナー(有料)にも申し込みをしました。
Tradosとあわせて、memoQも併用していますが、自己流で使っているので、もう一歩進んだ使用方法を探るためです。
memoQを使用したことがない方は、7月に「翻訳するための基本操作や作業に関するバーチャルイベント」が開催され、その録画がmemoQ公式サイトに限定公開されていますので、興味のある方は見てみてください。
基本操作やMT設定(DeepL Proとの連携)なども丁寧に説明されています。
管理人さんが言われていたように、稼ぎは自己投資に使っていきます。
実ジョブをやってみて、この作業を継続して受注していくこと、そのためには評価を得て、一気に駆け上がっていくことが必要だと感じています。
舞い込んできたチャンスを確実につかんでいくために、勉強できる環境にあるうちに上位にいけるように積み上げていくことに尽きます。
今回受けた仕事は、同分野での案件がある予定のようなので、今回の納品したものが次につながるかの判断になると思います。
来週も引き続き頑張ります。
まずは特許翻訳での実ジョブ獲得を目指して。
コメントを残す